日立物流は、オランダの国際フォワーディング(輸送)会社Cyber Freight International Holding B.V.(売上高70億1000万円、純資産3億2800万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。Cyber Freightは医薬品の取り扱いに強みを持っており、日立物流は医薬品業界向け事業の拡大をグローバルに進める。取得価額は非公表。取得予定は2022年12月中旬。Cyber Freightは1999年に設立。オランダのスキポール空港近郊に本社、倉庫、航空フォワーディング事務所、ロッテルダム港近郊に海上フォワーディング事務所を持つ。GDP(医薬品流通過程の品質を保証する物流基準)などの認証を取得し、三温度帯(15~25度C、2~8度C、マイナス80度C)での温度管理が可能な設備や、医薬品の開封検査を実施できるクリーンルームを設け、医薬品業界の顧客を獲得してきた。
日立物流<9086>、オランダの国際フォワーディング会社Cyber Freightを子会社化
